こんにちは、アールプラス代表の原田です😊
先日、ちょっと気になる出来事があったのでコラムにしようと思いました。
先日とは書きましたが、実はだいぶ以前からとても気になっていた…というより心配していたことなんですね🧐
まあ、タイトルにしちゃってるので想像はできるワケですが、この何十年、スポ少で補強(筋トレ)が行われていないことが当たり前になっているんです。
ちょっと知識がある方であれば、「え?筋トレって小学生がやっても筋力は上がらないからムダでしょう!」と考えることでしょう。
確かに筋力をつけようと思ったら、ムダです。
こんなコラムを書くからには、私は小学生にも筋トレは大事だと考えているからですので、なぜ必要なのかについてお話したいと思います。
筋力が伸びてくるのは、先ほど書いた通り思春期以降です。では、小学生に筋トレを指導するメリットはどこにあるのか、2つほど理由を挙げたいと思います。
まず1つ目。
自分の体(動き)をコーディネートする能力を養えるということです。
最近の多くの子供達の姿勢はあまり良いとは言えません。原因の多くは、体をしっかり支えられないことにあります。近年では未就学児であってもスマホやタブレットといった電子機器で遊べる時代になりました。
体を使った遊びよりも簡単に楽しいことができて便利なわけですが、この時の姿勢、前がかりの姿勢は横から見て「丸み」があり、体の前面は緩み、後面は強く張った状態で背骨を支えるにはとてもアンバランスな状態となります。腹圧を機能させられず、胸椎・胸郭の可動性は低下します。体幹筋を刺激するエクササイズや正しいスクワットなどの全身エクササイズは、この姿勢を正しくコントロールすることを学習できます。
メリット2つ目。
力の強弱、特に大きな力を出そうとする最大努力を学習することができます。
大きな力を出そうとする時、自然と腹圧が上昇します。腹筋運動に限らず、踏ん張るなどの動作では無意識に腹圧が高まり、自然に体幹の安定性が得られていくということなんですね。これが普段の姿勢、運動する時の姿勢に大事なことなのです。
このコラムを書こうと思ったキッカケは、いつも指導しているある部活動の高校生に、スポ少の時腹筋や腕立てなどの補強をしていたかどうかを口頭アンケートしたことでした。
結果は…
ご想像通りか分かりませんが、約20名もいて、ゼロ…😔
外遊びもあまりしなくなった昨今、ジュニアへ運動・スポーツが指導される機会は限られます。スポ少はその大事な機会の一つですが、そこでも補強(筋トレ)が指導されないとなると、子どもたちは大事なコンディショニングを受けられず中学生となります。そこで補強として筋トレを指導されても基本的なフォームや力の入れ方を学んでいないので、正しいフォームも指導されないとなれば、筋トレの真似事で終わるだけでなく、逆にケガの原因となることさえあります。
このことは、子どもの運動指導に関わる皆さんにとって一考の価値があると思っています。
是非、アールプラスにご相談ください。お金はいただきません。
未来を担う子どもたちのためです。