こんにちは!
今日は足部アーチについて投稿します。ちょっと長くなりそうですが、お付き合いください😄
かの有名なレオナルドダヴィンチはこう言っています。
「足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である。」
それほど、足の持つ機能はすごいということなんですね。
足は単に小さい骨の集合体ではなく、「アーチ」というものを形成し、ショック吸収やバネの役割を果たします。それが、トラス構造とウィンドラス機構と言われるもの。
小さい骨が靭帯、筋・腱膜で強固に連結され、アーチを維持した構造(上図・上)をし、足趾を反らせるとアーチが持ち上がりますが、これがウィンドラス機構(上図・下)と言われるものです。
アーチと言っても、一つではなく、縦に2本、横に大きく1本(細かく言えば2本)あります。
ちょうど、ヨットのセイルが風を受けて広がった形をしていますね⛵️
ところで、全身の骨の数って206個ありますが、そのうち足に何個あるか知ってますか?
答えは28個!
両足合わせれば56個で、全身の骨のなんと1/4以上も占めているんですね!
もし剛性だけが必要であれば、ロボットの足のように1,2個あれば十分でしょう。
でも、立って動いている時に足が受ける力や方向は多種多様なので、それを上手にコントロールするためにこんなに多い数の骨で支えているというワケです。
立っている時に地面と唯一触れているのは足です。
どう接しているかという情報は脳に伝えられ、脳はバランス良く効率的に働けるよう他の部分と協力させる形で指令を出します。
もし足の接地している状態が悪ければ、それを補正するために他の部分(膝や股関節など)が負担を受け、他部位の障害の原因にもなります。
だから、足を健康に保つことはとても大切なんですよね。
そのアーチ機能を高めるために行うエクササイズの一つに「タオルギャザー」があります。
単に引き寄せるだけでなく、しっかり5本の足趾を巻き込むようにすることが大事!こうすることでアーチを保つ筋肉がきちんと刺激されます。
負荷・量の目安ですが、5本の足趾でしっかり引ける重さで、15~20回を5~10セット!
結構な地味トレです...💦
で、どこまでの負荷を目標にするといいかというと、文献を探してみましたが残念ながらコレといったものが見つかりませんでした😅
ただ、25年間クリニックで指導してきた私の経験則からですが、一般の方は体重の5%、スポーツ愛好家は10%、アスリートなら15%ほどの負荷を引けるようにすることを、足部機能低下による障害を克服する目安として私は指導しています。
膝や股関節、腰に痛みや違和感がある方!もしかしたら足に問題があるかも知れませんね!
足底筋膜炎、アキレス腱炎、シンスプリントなど足(脚)に問題がある場合は特にアーチ機能は大事です。
タオルギャザーだけでいいというワケではありませんが、トライする価値はあります。
是非やってみてください😃
最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまた(^^)/~~~